家に花瓶がなくても、お花の生け方バランスが分からなくても大丈夫!
「あなたのお部屋を爽やかな彩りづくり」してみませんか?
お花は私たちに明るさと潤いを与えてくれる存在です。
さり気なく咲いているお花、時には存在感をアピールしてくれるお花はたとえ一輪でも十分楽しむことができます。
今回は、お花と花瓶と生け方のバランスのコツをご紹介します。
かわいいお花を飾ってあなたのお部屋を一層明るく爽やかにしてみてくださいね。
花の花瓶と生け方バランスのコツ「使わない食器などあり合わせを活用」
適当な花瓶がなければ、お家にあるもので代用して活用することができます。
たとえば、食器棚の中には必ずといっていいほど使っていない食器があります。
せっかく買ったペアカップ、プレゼントでいただいたガラス食器など、捨ててしまうのはもったいないと、食器棚の奥に潜んでいることも多いはず。
そのような食器があれば、食器という役割から花瓶という役割に変えてあげることができます。潜んでいた食器も出番ができて嬉しいですよね。
また、使わなくなった食器が2~3種類あれば、お花の種類や大きさとのバランスに合わせたり、季節ごとに交換してバリエーションを増やすことができます。
何といっても代用することで花瓶代も節約できますよね。
あり合わせというより、もったいないほどのお宝です。
あなたの食器棚に素敵なお宝が隠れていたら、ぜひ活用してみてください。
花の花瓶と生け方バランスのコツ「花のカラーと花瓶の素材」
お花のカラー(色)と花瓶の素材は互いを引き立てる相性のよい組み合わせを選んで生けることが大切です。
たとえば、ピンク色のスイートピーをガラスコップに生ける場合を見てみましょう。
透明なガラスコップは比較的何にでも合わせることができる優れものです。
スイートピーの存在感を引き立てていて組み合わせはバッチリですね。
玄関やリビングなど、その場を明るく爽やかな雰囲気にしてくれると思います。
次も同じガラス素材ですが、別の色を使ってみました。
ピンク色のスイートピーとピンク色をベースにしたガラスコップとの相性もなかなかよさそうですね。
少し大人っぽいシックな雰囲気に変わりました。
次に、ピンク色のスイトピーを陶器のコップに生けてみました。
雰囲気は一気に「和風」になりました。スイートピーは「洋風」の雰囲気がありますが、意外に「和風」とも相性がよいように思います。
和室に飾ると一層引き立ちそうですね。
では次に少し極端ですが、いまいちバランスをご紹介します。
ピンクのスイトピーを、黒い花瓶に生けてみました。
むむっ・・ちょっとこれはかわいらしいピンクのスイートピーの雰囲気と黒い花瓶の雰囲気が生かされていないかも・・。
そうね。決して悪くはないんだけれど、素材によってはせっかくのお花の良さが薄らいでしまってはもったいないですよね。
お花と花瓶のもつ特徴を考えて、相性のよい組み合わせを考えることは大切ですね。
花の花瓶と生け方バランスのコツ「花と花瓶の長さの比率」
花瓶:お花=1:1(1対1)
専門家によると、この比率がバランスの良い生け方の基本なのだそうです。
実際に生けた状態をご覧ください。
AとBの長さをほぼ同じにして生けてみました。
いかがでしょうか?
バランスよく見えますね。
花瓶:お花=1:1(1対1)
このことを頭に入れておけば、花の茎をどこまで切るか見当がつきやすいですし、バランスよくお花を生けることができます。
花の花瓶と生け方バランスのコツ「花と花の間の空気感=ゆとり」
お花を花瓶に生けるときに大切なことは「空気感=ゆとり」です。
例えば、人間の場合、満員電車にぎゅうぎゅうに詰め込まれたら隣り同士で体が接触し、緊張状態が続いて息も詰まってしまいます。
満員電車はストレスがありますよね。
お花も人間と同じで、狭いところにぎゅうぎゅうに詰め込まれると息が詰まってしまう状態に陥り、長く咲いていられなくなるのだそうです。
お花にも「ゆとり」を持たせていつも新鮮な空気やお水が行き届くように生けてあげることをおすすめします。
花の花瓶と生け方バランスのコツ「お花と会話しながら楽しく生ける」
お花を花瓶に生けるときに大切なのは「お花と会話しながら楽しく生ける」ことです。
お花と会話?!
なんて驚かれる方もいらっしゃるかも知れませんね。
実際にお花を生けてみると、お花の生け方は限りなくたくさんあることに気づきます。
なかなか思うように生けられない・・と思ったら、いったん深呼吸してみましょう。
そして、お花と会話しながらもう一度チャレンジしてみましょう。
「かわいい!」「素敵な色だね!」など
どんどん話しかけてあげてください。
お花と話しながら共同作業。きっと素敵な作品ができあがります。
バランスを考えながらいろいろためしてみましょう
カスミソウの一枝と、スイトピーの花びらだけでかわいらしいアレンジができあがり。
かかった時間は約1分!
ミニサイズのコップなら、小~中ぶりの大きさの花を選べばよいですね。
大ぶりの花瓶には、ゆりやカサブランカといった大きなお花が似合います。
今回はお値打ちで新鮮な花を一旦キープしました。
のちに小枝を切り分け、別の花瓶に生けて楽しむことができます。
お水を入れ替える時、茎の長さを替えたり、花瓶の種類を替えるなどバランスを考えながら生け方を変化させてみましょう。
きっとお気に入りの生け方がみつかり、どんどん楽しむことができるでしょう。
特に資格がなくても、自分流にアレンジすれば世界に一つだけの作品となりますね。
まとめ
いかがでしたか?
花の花瓶と生け方バランスのコツ
「使わない食器などあり合わせを活用」
「花のカラーと花瓶の素材」
「花と花瓶の長さの比率」
「花と花との間の空気感=ゆとり」
「お花と会話しながら楽しく生ける」
以上の5点をご紹介しました。
お花と花瓶と生け方のバランスを工夫してあなたのお部屋を一層明るく爽やかで彩りのあるものにしてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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