胡蝶蘭の花が終わったら4つの作業を実践!2度咲き成功事例のご紹介

お花

胡蝶蘭の花が終わったらそのまま処分していませんか?

胡蝶蘭の特性を知らず、花が終わったら処分してしまうのはとてももったいないことです。

胡蝶蘭は生命力があり、その寿命は50年以上とも言われています。

胡蝶蘭の好む環境を作り、気長に育てていくことで再び開花を楽しむことができます。

今回は胡蝶蘭の花を2度咲きさせた実例を写真でご紹介し、開花に成功した4つの作業をお伝えします。

胡蝶蘭の花が終わったら「支えている軸を外す」

胡蝶蘭の花が咲き終わったら、先ず支えている軸を取り外しました。

その前に!

胡蝶蘭の根元がどうなっているのかお伝えします。

胡蝶蘭が植えてある鉢の中には胡蝶蘭が複数(3株ほど)一緒に植えられていることが多いです。

鉢の中の一株一株は独立していて、一株ずつビニールポットに水苔と一緒に入れられています。ポットの周りにはクッションと固定の役割をする発泡スチロールが入っています。

実は、胡蝶蘭は土の中で自生するのではなく、水苔から水分を補給しています。

では、胡蝶蘭の根元の状態を頭に入れた上で軸を取り外していきましょう。

胡蝶蘭を支えている軸を外す注意点

  1. 茎と軸を固定するためにしっかりと接着テープで止められてられているので、茎を傷めることのないようにゆっくりと慎重にはがしましょう。
  2. 胡蝶蘭の根元に差し込まれている軸を外す時はいきなり引っ張らずに軸をゆっくりと回転させるように抜いていくとよいでしょう。

胡蝶蘭の花が終わったら「茎を節目で切る」

上の写真は胡蝶蘭が2度咲きした様子です。

赤い丸で囲んだ部分が、花が終わった時に茎を切った位置です。

胡蝶蘭の茎は節があります(写真の数字の部分が節です)。

お花屋さん情報によると、2節あるいは3節目残して切るとよいとのことでした。

写真の胡蝶蘭は3節を残して4節目のところで切りました(切る位置はあと一節下でも良かったのかも知れません)。

写真を参考にして、胡蝶蘭の茎の節目を切りましょう。

胡蝶蘭の花が終わったら「水苔の状態を確認する」

茎の節目を切ったら、根元の水苔の状態をそっとのぞいて見てみましょう。

水苔は胡蝶蘭にとっては大切な命の源。

これまでと特に変わっていることがなければそのままでよいのですが、根元の方で腐った匂いがする場合は一度取り出して、新しい水苔に入れ替えましょう。

鉢植えから一株ずつ独立させる方法(補足)

お花屋さんによっては、胡蝶蘭の花が咲き終わったら鉢植えから取り出して一株一株を独立させ鉢に植えなおす方法を教えてくださっているところもありました。

その理由は、根元が腐食しないように古い水苔を取り除き、新しい水苔で育てる方が胡蝶蘭にとって好ましい環境になるということと、株分けするとそれだけ鉢植えが増えて楽しめるからです。

私の場合は独立させず、引き続きそのままの状態で2度咲きを試みて成功しました。

どちらがいいかは、根っこの状態や用途に合わせて決めてみてもいいと思います。

胡蝶蘭の花が終わったら「よい環境を保ち続けてあげる」

胡蝶蘭の水苔の確認が済んだ後は、胡蝶蘭が好むよい環境を保ち続けてあげましょう。

胡蝶蘭には「光」「風」「気温」「水分」が大切だと言われています。

実は、胡蝶蘭は熱帯地域のジャングルの高い木の上に養生しているのだそうです。

確かにジャングルの高い木の上は、「光」「風」「気温」「水分」が整っていそうですね。

私の場合、カーテンごしの日光を与えられていたことと、風通しの良い窓辺の近くで気温は18~25度までの間であったこと、そして水分は3日に一度が基本でした。

「光」「風」「気温」「水分」4つのバランス状態が、胡蝶蘭にとって成長しやすかったのだろうと推測されます。

水やりをするときに気をつけること

胡蝶蘭が枯れてしまう一番の原因になるのが水の与えすぎ」なのだそうです。

5月~9月までの暑い時期は水分が足りなくならないように、冬場はあまり水分を与えなくてもよいので、水苔の乾きぐあいを見て水分を与えるようにとの説明書を読みました。

我が家の胡蝶蘭は、水苔の表面が乾いていても根っこの部分はまだ十分水分が保たれている状態でしたので、水分の与え方の目安は葉っぱの状態をみて与えることに切り替えました。

なぜなら、胡蝶蘭は毎日1回は観察していると、葉っぱの様子から水分状態が分かるようになってくるからです。

また、2か月に1回は蘭専用の栄養分(ホームセンターで購入)を水に混ぜて与えました。

葉っぱがシャンとして生き生きとしていたら胡蝶蘭の健康状態は良好です。

寿命の長い胡蝶蘭ですから健康状態を時々観察することをおすすめします。

胡蝶蘭の花が終わった1年後に2度咲き成功!

形はいびつでアンバランスですが、2度咲き大成功です!

一年がかりですからこの喜びはひとしおです。

胡蝶蘭の茎から芽が出てきた姿

芽から蕾が膨らんでいく姿

蕾が一つ一つ順番に開花していく姿

胡蝶蘭を育てていると、一日一日の成長が愛おしくなりますよ!




まとめ

いかがでしたか?

胡蝶蘭の花が終わったら4つの作業を実践!

①「支えている軸を外す」

②「茎を節目で切る」

③「水苔の状態を確認する」

④「よい環境を保ち続けてあげる」

です。

これで2度咲きの可能性はぐんと上がるはずです。

胡蝶蘭をお迎えしたら楽しみながら長期間のお付き合い!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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